伊豆に中古の別荘を持った結果

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伊豆高原

別荘を購入しようと思い立つ

神奈川県横須賀市で生まれ、都内の高校・大学から都内の会社に就職しました。

海系のアウトドア派で夏は海辺でのキャンプが趣味でした。特に伊豆の下田や西伊豆のキャンプ地がお気に入りでした。

そんな経験がいつか伊豆に別荘を持ちたいと思うようになったキッカケでした。

下田のキャンプの帰りに国道135号の登りの混雑を避けるため、伊豆急伊豆高原駅手間からシャボテン公園の裏道を抜けるルートを知人から教わりました。そこで初めて伊豆高原別荘地の存在を知りました。いわゆる管理型別荘地でした。

コーヒー休憩を取った別荘地の喫茶店のご主人から、この通りが春には素晴らしい桜並木に変わりますよと説明されすっかり気に入った様子の家内から購入検討を依頼されました。

家内の仕事のスケジュールもあり、正式に購入予定を立てたのが翌年の秋でした。

新築で購入するつもりが予算不足で中古に

当初は新築する予定でした。手元の予備資金が3500万円だったので、すべてを含めてその予算内で購入できることを前提に2件の不動産屋さんに別荘探しを依頼して帰宅しました。

参考のために土地と建物建築費など新築物件のざっとした見積を取ると50坪の庭付き条件では予算が厳しいとの返答でした。そこで家内と相談し中古物件でも構わないことに変更して物件探しをお願いすることに。

伊豆高原別荘地の中古物件はほとんど温泉引き込み済とのことで名義変更料のみで温泉に入れることも魅力の説明でした。

上下水道の処理は「集中浄化槽方式」で個別浄化槽のようなトラブルリスクが少ないことも初めての知識でした。

購入予定の物件は年末前に決めました。シャボテン公園から135号に至る伊豆高原別荘のメイン通りに位置し、物件所有者が手作りのグッズを販売していたおしゃれな雰囲気の店舗兼住宅でした。築10年ほどの1F店舗型、木造建築別荘です。

土地が約300平方メートル、カーポート2台付、建物が1F、2F合わせて120平方メートルです。庭は約50坪(165平方メートル)、1Fはワンルーム、2Fは寝室とリビングキッチン、バス、トイレがありました。寝室の天井は1.5メートル四方の天窓がありました。夜間に星空を見ながら眠れるデザインもこの別荘を選んだ理由の一つです。

また、バラをモチーフにしたデザイナーが妻の仕事で、50坪ほどの庭にバラを育てることが別荘購入の目的でした。

庭について

庭木は桜も含め珍しい樹木がふんだんにありました。前オーナーが丹精を込めて育てた庭でした。

初期の庭の手入れは地元の植栽業者に頼みました。雑草の抜き方など親切に教えてくれたようですが、対応したのは家内でした。

私はほとんど庭いじりに興味がわきませんでした。

価格交渉とその他費用

前オーナーは女性の一人暮らしでした。高齢になり近くの介護系マンションに入居したので手放すことにしたと説明を受けました。

前オーナーの売却希望額は3200万円でしたが数回の価格交渉の末2950万円まで引き下げてくれました。

このほか、不動産屋への手数料や取得税、温泉名義変更料など約300万円でした。予算との差額で庭にポーチを作り、庭と駐車場の整備費用に充てました。1F元店舗部の壁と2F住居部の壁は、ペンキの上塗りとクロスの張替を別途持ち出し費用で対応しました。

伊豆高原の別荘暮らし

新年年明け早々の入居でした。家内は伊豆高原に定住し、私は週末に東京から戻る生活でした。

気候も温暖で当初は満足した別荘暮らしの日々が続いていました。

鮮度の高い魚は「伊東市」近辺にふんだんにあります。 引っ越しの挨拶に回ったご近所の定住者も東京からの移住組がほとんど、生活レベルも知的レベルも高い人たちでした。

警備会社との契約もご近所の紹介でした。

定年退職後の悠遊自適な生活ぶりも見ていて清々しい気分で、「伊豆高原別荘地」のグレードの高さに満足しました。

シャボテン公園の裏道を抜けて車で15分ほどに大型のスーパーがあり日常生活での不便は感じませんでした。別荘内に著名な歯科医の医院があり、近くに内科医院もあり安心感がありました。家内は歯科医院でインプラントの治療を行いました。

初年度の初夏は1ケ月ほど休暇を取って伊豆高原を拠点として南伊豆巡りを楽しみました。 この年の夏は非常に蒸し暑い夜が続きました。高原別荘と考えていたので、想像以上の蒸し暑さに夏バテを起こしてしまいました。

後で、ご近所から得た知識ですが、伊豆の東側の海風が夜間は凪となって湿度が高くなるとの事でした。

伊豆高原の四季の暮らし

初年度の夏前に新型のエアコンを2Fに2機購入しました。1F店舗は天井型の業務用エアコンがあったので日中は問題ありませんでした。

枕木と湿度がシロアリが繁殖するもとに

後で業者さんから聞いた話ですが「昼間はエアコンで湿度調整された1F部が夜間の湿度との状態に耐えかねてシロアリを繁殖させる環境になってしまったのでは」との説明でした。

駐車場の床部と庭を抜けて一段上がるステップ部に、鉄道で使用する枕木が埋め込まれていました。オシャレなデザインと気に入っていたのですが、枕木を埋め込むことによってシロアリが繁殖しやすい環境を作ってしまうと後に知ったのですが、今では笑い話です。

新鮮な魚や温泉 観光の拠点としても

秋口から冬は伊豆の温暖な気候が心身に沁みわたります。地元の新鮮な魚を伊豆名産のワサビをたっぷりと使って食べるゆったりとした年末年始は別荘暮らしの極みです。朝晩の温泉入浴も休日の過ごし方として最高の部類と満足できました 。

1月の熱海の梅園巡り、2月は河津の早桜、4月の伊豆高原桜並木と観光地への拠点としても伊豆高原別荘は絶好のシチュエーションに恵まれています。

春先の虫

春先に悩まされるのが虫の存在です。家内も私も虫が大変苦手です。

都会では見られない種類の昆虫や虫が一斉に湧き出します。庭木に影響が出ない虫よけの薬剤を地元の人たちに教えてもらって複数購入しました。2Fの居住部の窓枠や壁はドイツ製の高圧洗浄機で定期的に掃除しました。

休日の騒音

観光地に暮らすことの困った点は休日の騒音です。特に集団で走るバイク族のバイク音は側を抜けるときに窓ガラスを振るわせるほどでした。普段が静かな環境なので余計に休日との落差が心身に応えました。

夏場の混雑

東京から伊豆高原への車でのアクセスは「東名」から「小田原、厚木道路」石橋終点から海沿い134号線経由静岡県から135号線となります。

小田原、湯河原、熱海を経て海沿い を伊東市方面のルートです。

海水浴の時期の最初の難関、石橋の出口で箱根方面からの下りと合流、2km、約30分。135号線は湯河原を過ぎて有料の熱海ビーチラインと分岐しますが、熱海サンビーチを過ぎて再度135号線と合流、約1.5km、25分。
次の網代海水浴場付近で海水浴場駐車場に入る左車線が塞がれて歩く程度の流れが1km続きます。

石橋出口から伊豆高原へは普段の流れなら約1時間程度。海水浴シーズンは約2時間半。 週末型の別荘地としては大きな難点です。

夏場だけでなく、梅の時期の河津桜観光。春先の伊豆観光客、秋の紅葉シーズンも同じような流れが見られます。

伊豆高原別荘を手放す経緯

家内のアナフィラキシーショック

ハチ

バラに夢中だった家内が庭でハチに刺されて「アナフィラキシーショック」 を起こし救急車で病院に搬送されました。

東京から急きょ伊豆高原近くの病院に駆け付けた私に担当医から「非常に強い反応が出ていると告げました」もう一度刺されると、ショック死すら起こしかねない。今後の庭いじりは禁止するように説得してください、との診断でした。 アナフィラーキーショックは個体差が大きいそうです。家内は元々アレルギーを起こしやすい体質でした。

週末リゾートが疲れの原因に

週末の車利用、別荘帰宅を約2年続けました。週末リゾートの予定が皮肉にも疲れの原因となったようです。

どうしてもその日の内に東京に戻る用事があった私は、家内の入院手続きを終わらせて東京へ車を向かわせました。運の悪いことに混雑時、玉突き事故に巻き込まれてしまいました。家内のアナフィラキーショックと玉突き事故をきっかけに、伊豆高原での別荘生活に終止符を打つことを決意しました。

庭木手入れは業者さんにまかせて、退院後すぐに家内を都内に呼び寄せました。引っ越しも専門業者に依頼して伊豆高原から都内のマンションでの生活へとUターンしました。

週末リゾートが別荘地への交通アクセスの重要性を教えてくれました。交通事情も考慮した別荘選びが大切です。

中古物件の瑕疵責任は1年間

別荘処分は大手のデベロッパーに委託し一度東京に戻りました。

幸いにもすぐに買い手が見つかり契約も完了。入金もスムーズでした。

当初の売却希望額は2400万円でした。最終的な売却額は2200万円になりました。

しかし、買い手が、改装の為、建築業者を呼んで建物を調査したところ、シロアリの被害で木材の劣化が進んでいることが判明しました。

結果、売主の瑕疵責任として、改装費分を負担する結果となりました。 建築業者に確認したところ、シロアリ被害は5年以上前から進行していたとの説明でした。

本来であれば、私たちが購入した時点で瑕疵責任は前売り主にあった筈です。

シロアリの被害

買い主は入居前に内装リフォームする予定だったようです。建築業者と物件の確認中にシロアリ被害に気付いたようです。シロアリ駆除と建物修復の見積額350万円を瑕疵責任として請求されました。手元の売却資金から一括で支払いました。

伊豆高原での別荘購入が中古物件の「瑕疵責任」について知識を与えてくれました。

やはり別荘ライフは捨てきれない

ハチの被害、車の事故、シロアリの瑕疵責任など良い思い出が吹っ飛んでしまった別荘生活でしたが喧騒の都会に戻るとすぐに田舎暮らしが懐かしくなりました。

バラの育成が出来なくなった家内のために、売却資金を頭金にして都内からのアクセスも便利な神奈川県、湯河原町の駅前に出来た温泉大浴場施設付きの新築リゾートマンションを購入しました。

都内のマンションを処分して残金も一括支払いしました。マンション屋上の源泉かけ流しの露天風呂から見える相模湾の景色は家内も気に入ってくれています。

このリゾートマンションが終の棲家となりそうです。

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