軽井沢エリアの別荘の良い所や問題点は?冬は暖房費が・・・
目次
日本別荘発祥の地軽井沢
軽井沢は日本の別荘の発祥地です。
標高約1000m、夏はクーラー知らずの高原の涼風が心地良い典型的な避暑地型別荘地です。
日本で古くから別荘地として親しまれている場所の一つで夏場の避暑地としてはもちろん、四季折々の美しい自然など、多様な魅力があるため、多くの人々に愛されています。
また、軽井沢には、美術館や博物館、レストランやショップなどが多数あり、文化的な交流も盛んです。小説の舞台にもなっているように、芸術や文化に興味を持つ人々にとっても魅力的な場所となっています。
軽井沢は治安が良好?
避暑地として夏場のみ軽井沢で過ごすのであれば理想的な別荘地です。
目立った別荘集落地はありません。別荘地内の道路も整備が行き届いています。
夜間は地元の警察車両がサイレンを点滅させながら別荘地を警護してくれます。
有名人や著名人の別荘も多いので治安維持に地元警察も気を使っている点は良いところです。
犯罪率の観点から見てみると?
犯罪率の観点から見てみると軽井沢町は1.30%です。全国平均は0.90%、長野平均は0.72%ですので犯罪率の高い地域と言えるでしょう。
ちなみに東京平均は1.83%、大阪平均は1.64%ですので都会とくらべると低いともいえます。
ちなみにどんな犯罪が多いのか令和3年と令和4年のデータを確認してみました。
一番多いのは万引きで令和3年が25件、令和4年が20件、続いて器物損壊が同15件と16件。
2~4件程度ですが、置き引きや車上ねらい、部品ねらいも発生。出店荒らし(でみせあらし:閉店中の店に侵入して金品を奪うこと)も令和3年だけですが7件発生しています。
1件ずつですが強制わいせつも発生しているようですね。
詳しくは長野県警の統計資料をご確認ください:https://www.pref.nagano.lg.jp/police/toukei/index.html
疎外感無く過ごせる?
軽井沢近辺に住む人々は人懐っこく穏やかな人柄が多い区域です。
大工仕事や園芸、住宅設備関連など別荘地の住人の需要に支えられてきた経済的な恩恵もあり、別荘地の住人によそ者感はありません、別荘に住む人たちと軽井沢という区域を住み分けて暮らしていると感じるのが正しそうです。
疎外感を持たず別荘地で暮らせることは軽井沢の良点です。
湿気の多い地域
木漏れ日の中、緑に囲まれた軽井沢の別荘の写真を見かけた方も多いはずです。
しかし軽井沢の緑は、苔の緑とも云えます。湿気が多い別荘地です。
湿気に伴って多くの昆虫も発生します。虫が苦手な方には避暑目的の別荘地としても不向きです。
湿気の影響を考慮した建物を
湿度の高さから来る木造の建物への影響について考慮する必要があります。
木造建築は最も湿度を嫌がります。したがって新築の場合は「湿気に強い素材」を選択します。
中古物件の場合、築年数のみならず、外壁や基礎材のメンテナンス状況をしっかり確認する必要があります。
木材家屋は人が住まない期間が長いとあっという間に劣化します。
中古物件の購入については人が住んでない期間は何時からいつまで、メンテナンスの為の掃除、空気入れ替えの有無などの調査が必要です。
どんな別荘地にも適用できることですが、別荘地の気候特性をしっかり見極めることがポイントです。
日本で最も信頼される別荘地、軽井沢というブランド名での別荘選択は、良点と悪い点と両面を合わせ持つ点に斟酌しましょう。
手入れの行き届いた自然環境と地元食材を使った質の高いレストラン
軽井沢別荘地はいくつかの別荘郡から成り立っています。当初から自然との調和が別荘コンセプトの一つでした。
元々の自然環境を壊さず雑草の手入れや計画的な伐採を実施して高級別荘地として後に全国に展開される別荘地のお手本として評価されています。
滋味あふれる食材が人気の「村民食堂」や各国の料理が楽しめる「ハルニレテラス」など、手ごろな価格でクォリティーの高い料理が味わえるのは新しい軽井沢別荘の過ごし方です。
軽井沢物価
「具体的に悪い点」が軽井沢にあります。
まず「軽井沢物価」が存在します。避暑時期には生鮮品、魚介類、肉類の流通価格が跳ね上がります。
確かに上品質の生鮮類が揃いますが「軽井沢避暑」客へのマーケット価格です。
この時期定住者はR18号を使って生鮮食品を買い出ししなくてはなりません。
R18号を登るか下るかは買い出し要件によりますが、R18号の通常の車のスピードの流れは法定速度よりはるかに速く、人身事故も多いルートです。
定住者にとって見れば、避暑時期は余計な負担が増える時期です。
定住者に対する最大の問題点は水道光熱費か
定住者についての固有なテーマです。
10月の声を聞くとツルベ落としの晩秋を迎えます。一時的に観光に訪れるなら紅葉も味わえます。
しかし、これから冬が本番、1月を迎えると「氷点下-10度」の時期です。
軽井沢は暖房用のガスは、価格が高い「プロパン」です。豊かな水源があるはずなのですが「水道料」もかなり高い設定です。
湿気の関係で薪ストーブの別荘も少なく、暖房は電気系または石油暖房との組み合わせです。
都会では想像を絶する「暖房関連請求書」が届きます。
暖房使用は10月~5月です。水道管凍結ヒーターの消費電力390Wとして24時間30日使用して7000~8000円程度、別荘の広さによって変動しますが、灯油代が月間25000円~30,000円かかるケースも。
このあたりはどのような暖房設備を導入しているかにもよりますが、都会での暮らしとはけた違いの出となることは覚悟しておくべきでしょう。
軽井沢で暮らしている人の光熱費に関するレポートやツイートなど
2人暮らしなのに電気代が5万円近く!?
軽井沢の冬場に光熱費について実際に金額を公開しながら語っていらっしゃるのでかなり参考になるかと思います。
2人暮らしなのに2023年1月の電気代が5万円に迫る勢いです。オール電化で暖房はエアコンと薪ストーブを併用とのことですが、これはかなりの光熱費ですね・・・
電気代の増加はそれほどでもなかったがガス代と水道代がぐんと増加
光熱費。
— ぞみさん (@Miu0_0uiMkz) March 14, 2022
埼玉の賃貸は驚くほど夏暑くて冬寒かったので、寒冷地の軽井沢に引っ越した方がむしろ快適な住環境だった。
電気代は思ったほど上がらず、約2万円/年の増加。家賃がほぼスライドなので、駐車場代分下がった感じ。
その分、ガス代と水道代がぐんっ↑と上がったので、光熱費の総額は増加。 pic.twitter.com/e91ILxrbKj
電気代も上がるには上がったけどガス代と水道代の上がり方も大きかったという人もいます。
電気代だけでなく水道ガスについても十分な考慮が必要です。