別荘の選び方・地形や地域のサービスを考慮すべき

別荘地を選ぶ

別荘の目的をもとにの選定をしていきます。ここでは個別の地域に触れませんので伊豆や八ヶ岳といった各地域の特色は「別荘地情報」にまとめてあるのでそちらをご覧ください。

マリンスポーツならば海辺の別荘を避暑ならば高原の別荘といった具合になってきますが、海辺は海水による金属の腐食や家の中に入ってくる砂の処理、高原では落葉や冬場の気温や暖房といった点が注意をくばる必要があります。

良いところばかり目がいきがちですが、いざ実際に暮らしてみるとメンテナンスの大変さに面食らってしまうことがあります。事前に体験宿泊などしてその別荘地の気候や利便性をチェックできるといいですね。定住するならば四季をすべて体験しておきたいところです。

上下水道などはあるのか、管理人はいるのかなど別荘地のインフラがどのくらい整備されているか、別荘地へ行くのにどのくらいの時間が掛かるのかといった点も考慮しましょう。

住んでいるところから別荘への距離があまり遠いと別荘に行くのがおっくうになってしまうということも考えられます。

別荘地の地形を考える

土地の広さや傾斜、日照、水脈、周囲の景観やにおい(近くに厩舎などが無いか)、道路からの距離、勾配などなど、様々な要素がからんできます。

すべて良い条件を満たした土地など早々無いので条件をしぼって選んでいくことになるでしょう。

景色と家の向き

景観を重視するならあえて北向きに家を建てるといったこともあります。南軽井沢などは北側に山々が連なっているのであえて北向きに別荘を建てて景観を楽しむといったことがあるようです。(向かいの家が南向きに建てられるとちょっと気まずいということもありますが)

寒冷地では北側の窓が大きいと暖房効率が落ちるのでこの点は注意。

木々と景観

木々が覆い茂っていてあまり良い景観が得られないといったケースも考えられます。落葉樹ならば冬に葉が落ちるのでずいぶんと景観が変わります。春夏秋冬、すべての季節でどんな景色が見られるのか確認しておければいいですね。

また、景観を良くするために木々を伐採するということが考えられますが、国立公園などは木々の伐採が制限されている場合があるので事前に調べておきましょう。

平地と傾斜地

ガーデニングや農作業を楽しみたいなら平地がいいですし、眺望を楽しむなら傾斜地が良いかもしれません・・・が、地震などに備えて背後の地形をチェックしておく必要がありますし、あまり急な傾斜は建築ができませんので注意が必要です。

建物へアプローチする道路

建物へつながる道路があまり急だと、降雪の際にタイヤがすべって車が登れないということも考えられます。

また、庭の景観や荷物の運び込みがしやすいかどうかを考えて道路を設計する必要がありますね。

また、山の中腹を削って作った道路は谷側に削った土が溜まっていて地盤がやわらかいといったケースがあるようです。きちんとした地盤が調べておきましょう。

湿気に注意

近くに水脈があったり、人工池の近くだったりする場合は注意が必要です。

こうした場所はあまりおすすめできません。

別荘地はカビに悩まされる地域が多いので普段の家よりもカビ対策を講じることが必要でしょう。

地元の土地に詳しい人に話が聞けるとベストなのですが。

温泉の権利に注意

温泉付きの別荘と聞くと温泉好きにはたまりませんが、権利や利用料の問題が発生します。

温泉の使用量に応じてお金が掛かったりと意外と予算がかかることが多いので、事前によく決まりをチェックして温泉付きの別荘にするかどうかを検討する必要があると思います。

この他、土地の価格を考えたり、自分の生活に合った設計を考えていきましょう。

地域のサービスはどんなものか

別荘があっても、維持管理をしてくれる人たちがいなければなかなか生活も成り立ちません。

樹木の剪定や草刈・・・ごみ収集や汲み取り、寒冷地なら灯油の給油サービスや雪かきといったことをしてもらえるかチェックしておく必要があります。水道工事などインフラに関する工事もやってもらえるといいですね。

生活に必要なものを買出しに行くのにお店(スーパーやコンビニやホームセンター)はどのくらいの距離にあるのか、病院などの施設までの距離の確認も大切です。

別荘とは

Posted by princo653