別荘での洗濯・洗濯機は必要か?
別荘というとあまり洗濯についてあまり考えが至らないかもしれませんが、やはり数日以上滞在するとなれば考えておく必要があります。
ここでは洗濯機の有無を含めた別荘での洗濯の在り方について考えたいと思います。
目次
別荘に洗濯機は設置するべきかしないべきか
まず、家庭での洗濯に欠かせない存在である洗濯機について考えてみましょう。
同じ別荘暮らしでも洗濯機ありで暮らしている人とそうでない人がいます。洗濯機があれば別荘で洗濯ができますから便利だと思われますが、洗濯機を使わないのはどういった理由からでしょうか。
それは以下の点が挙げられます
・短期の滞在なら家に持って帰って洗濯ができる
・管理会社等を通じてクリーニングができる
・少しの衣類なら手洗いで対応できる
短期の滞在ならばなんとかなりそうですね。寒冷地では洗濯機は凍結防止対策が必要なのでそうした手間を省くこともできます。
しかし長期の滞在を考えるならば別荘の中だけで洗濯を完結させることができる洗濯機は設置しておいたほうがよさそうです。クリーニングは出したり受け取ったりの手間がありますし、手洗いも限度がありますからね。あまり無いかもしれませんが、別荘に来るときに洗濯物を持ってきて別荘で洗濯をするということもできます。
簡単にメリットとデメリットをまとめておきます。
別荘に洗濯機を設置するメリット
長期滞在に向いている:数日から1週間程度の短期滞在ならば、手洗いや近隣のコインランドリーを利用することもできますが、それ以上の滞在期間であれば、洗濯機があると非常に便利です。
無駄な時間と手間を省ける:別荘地には近くにコインランドリーがなかったり、洗濯物を持ち運ぶのが大変だったりすることがあります。洗濯機があると、洗濯のために外出する必要がなく、時間や手間を節約できます。
衛生的に保てる:湿気やカビが多い別荘地では、洗濯物を長時間放置するとカビや臭いが発生することがありますが、洗濯機を使えば衛生的に洗濯することができます。
費用の節約になる:洗濯機があれば、近隣のコインランドリーを利用する必要がなくなるため、コスト面で節約することができます。
別荘に洗濯機を設置するデメリット
設置スペースや見た目の問題:別荘というせっかくの趣味の空間にスペースをとりますし、普段の生活とは違う空間に洗濯機があると生活感が出てしまいます。
メンテナンスが必要:長期間使わなかったり、湿気の多い環境に置いておいたりすると、洗濯機が故障することがあります。定期的なメンテナンスが必要になります。寒冷地の場合は凍結対策も行わなければなりません。
設置費用の問題:別荘に洗濯機を新たに設置する場合、設置費用や水道工事などの費用を考えなくてはなりません。
別荘の使用頻度で設置するかどうかを決める
どのくらい別荘に滞在するのか、使用目的を振り返ってみて洗濯機の設置を検討する必要がありそうです。
近くにコインランドリーがあるかどうか、クリーニングをしてもらえるかといった要素も考慮にいれるといいかもしれません。
洗濯機を設置する場所について
洗濯機を設置する場所については、普通の家ならば洗面所付近で決まりでしょうが別荘だと、気になるのは見栄えです。
気にならない人は別にいいのですが、洗濯機が置いてあるとどうしても生活感が出てしまい、別荘の雰囲気が損なわれるということが考えられます。
洗濯機置き場の設計ができるのならば扉付きにして普段は見えないようにしておくのがいいかもしれません。
また、値段が張りますが「ミーレ」という会社のドラム型の洗濯乾燥機は洗面所などのカウンター下にぴったりと収まるようになっています。こうした製品の設置も検討してみるのも一手です。
カウンター下洗濯機の一例
ミーレの洗濯機ではありませんがTwitterでつぶやいている方がいらっしゃいましたので紹介しておきます。
事務所にミーレの洗濯機が届きました。脱衣所に洗濯機のスペースがなかったため、キッチンにビルトインタイプの洗濯機を組み込むことにしました。ミーレの洗濯機のいいところは、数少ないビルトインタイプであることと、耐久性。 pic.twitter.com/pjWx2rHI09
— BANKS.house (@banks_house) October 5, 2017
予算がかかりますが見た目を重視するならばこうした形もありかもしれません。
洗濯物を干す場所など
別荘に洗濯機を設置して洗濯をするとして、洗濯物を干す場所や方法についても考える必要があります。いくつかポイントを挙げてみましょう。
室内外に洗濯物を干す場所を作る
天候のことも考えて屋外、屋内両方に洗濯物を干せると便利ですね。
ストーブから少し離れたところにフックなどを用いて洗濯物を乾燥できる場所を用意すると冬場は急速に乾燥ができて便利です。洗濯物を干すことで冬場の乾燥しがちな空気に加湿もできますね。
地域によっては室内干しが常識の場所もありますので注意したいところです。
干し場は洗濯機から近いほうがいい
当然のことですが、洗濯機から干し場の距離が近いほうが楽です。別荘だと景観重視の設計となりますが、洗濯を頻繁に行うならばぜひ考えておきたい点です。
地域の環境を把握することも大切
例えば軽井沢などは冬場は凍結するので外に干すことができません。軽井沢でも地域によりますが、夏場も湿気が多いので外干しにはあまり向きません。「軽井沢は室内干しが常識になっている」という人もいます。
また、別荘の周囲の環境も関係してきます。木々が近くにあると湿度が高く日当たりが良くないといったことが考えられます。
南側に樹木があるかどうか、広く開けているかどうかといった点もチェックしておきましょう。