別荘地の選び方と分譲型と別荘用更地どっちがいいか?

別荘の土地選び

別荘建築に適した土地の購入は「別荘生活」のイメージを固めてから土地探しをする手順で進めます。

別荘の延床面積、庭や、菜園などの有無、車でのアクセス、公共機関の乗り物でアクセス、日当たり重視、樹木優先など検討事項は多岐に渡ります。

「別荘ライフ」をイメージするための主要な検討事項について表記してみます。

土地選びの主要検討事項5つ

  1. 別荘を使用する人数(家族のみか知人、親戚なども同時に宿泊するか否か)
  2. 別荘の用途(週末型、避暑型、短期ステイか長期ステイか、定住型。
  3. 別荘へのアクセス手段、片道に要する時間。
  4. 庭付き、家庭菜園型か日当たり重視、樹木重視型か。
  5. 管理型別荘地、自由建築可能な更地選択。

別荘を使用する予定者全員で納得するまで話し合いを続けます。別荘地選びで合意が得られず、別荘への訪問が少なくなり、結果として別荘処分に至るケースも耳にします。

慎重に検討することが求められます。

2種類の別荘地

「別荘ライフイメージ」が定まった時点で「土地選び」の開始です。別荘地は大きく区分して二通りです。

  1. 分譲型別荘地
  2. 別荘用更地

分譲型別荘地

インフラが整っているのが特徴でメリットと言えます。形状も一般住宅地のように区画整理された別荘地が多いようです。

電気、上下水道、電話線などの引き込みが容易です。多くの別荘地はガスについて「プロパン」が一般的です。水道も上水は設備が整っていますが、下水処理は浄化槽が一般的です。

インフラが整っていることが別荘地の外観上、味気無さを感じさせます。コンクリートの電柱が別荘地に張り巡らされている景観はデメリットです。

整理された平地は別荘を建築するには自由度が高くメリットですが、別荘地の魅力は「緑との親和性」という点では外見上のデメリットになります。

地目は住宅地が多く整備されているので建蔽率も40%以上で容積率も80%など広めの別荘が建築可能です。

デメリットは整備費用が土地代金に加算されていることです。

都会型のライフスタイルを維持したセカンドライフ向け別荘地様式です。

※建蔽率(けんぺいりつ)と容積率について

建ぺい率(建蔽率、けんぺいりつ)とは、敷地面積に対する建築面積(建坪)の割合のこと

容積率(ようせきりつ)とは、敷地面積に対する建築延べ面積(延べ床)の割合のこと

別荘用更地

樹木や緑が自然のままで別荘地に残っています。自然のままの環境は別荘地としてメリットですが、傾斜地であったり湿気が高めであるなど人家がない場所特有の自然の厳しさが感じられます。

樹木の配置を生かして景観に工夫を凝らした別荘建築はメリットの一つです。地目は原野が多く、用途地域は無指定、自然保護のために建蔽率は20%程度と低め、容積率も40%程度が多いようです。

分譲地と比べ土地価格が断然安いのは大きなメリットです。一般的に別荘地を取り巻く道路も整地されていない場合が多くステップワゴンなど車体が低めに設計されている都市型車では入れないこともあります。良かれ悪かれ別荘暮らしは「アウトドア」であることを理解することが基本です。

別荘地選びは別荘でのライフスタイルが決め手です

別荘地の選択は分譲型、更地型共にメリットとデメリットが存在します。

別荘オーナーとしてどのような別荘ライフを得たいのかが大事なポイントです。

選択を間違えればメリットがデメリットに変わります。逆も同様「緑との親和」はデメリットを打ち消してくれる 要素に変化します。